前回のメルマガで、

 

膝ACL損傷について触れました。

その中で、

 

日本のACL損傷の統計を診ると

 

①なぜバスケに多い？
②なぜ女子に多い？
③なぜ左膝の方が多い？

 

という3つの疑問が生じてくる、というものでした。

 

これらに対する細井なりの推察は

➡①バスケットに最も多い理由は、

ACL損傷で最も多い受傷機転＝「急な方向転換」「急激なSTOP」「ジャンプからの着地」
の全てが詰まっている種目だから、ということがいえます。

➡②女子に多い理由は、

ACL損傷の代表的受傷肢位といえば、KITO＝knee in toe outですよね。
女性は男性よりも平均的に約５°位KITOにより増加する膝の大腿四頭筋角＝q-angleが大きいので、

不利なのです。

➡③左膝に多い理由は、

これは右利きの人が多いからではないか、と思われます。

例えば右利きのバスケット選手は➡でドリブルしている際に、
相手のディフェンスに対して左足を軸足にしてquickに相手を抜き去ろうとする

傾向が多くなりやすいのです。

つまり、左を軸足に急激な方向転換を行います。

 

以上から、ACL損傷の謎が見えてきますね。

 

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