FI Labの細井淳です
私は現在、大手クラブで週に3日ほどパーソナルトレーナーとして活動しておりますが、
最近は、同じ系列の別店舗のお客様が紹介を下さることが
しばしばあります。
今や川崎市から(武蔵小杉)5人ほどパーソナルを定期的に受けて下さっています。
そのうちの一人で非常に興味深い方がいらっしゃいます。
60代の女性
テニスが趣味で週4日はスクールに通っているそう。
別の武蔵小杉のお客様からの紹介。
疾患名:腱板損傷
主訴:もう2年近く右肩をオーバーヘッドまで挙上できていない。
テニスは全て挙上90°以下の範囲でしか打つことはしていない。
痛みはあまりないが、とにかく肩が上がらない。
なので、サーブは下からすくうようにして打っている。
HOPE
とにかくどんな形でもテニスを続けたいし、休みたくない。
初期症状の特徴
肩の自動運動の挙上制限あり。疼痛はなし。
他動運動ならばほぼフルレンジ獲得。
この場合、疼痛回避の為に挙上制限があるわけではなく、
自動運動=筋肉に原因があり、筋バランスの破綻から自動運動に制限が生じていると考えるのが妥当。
そこで、
インナーと肩甲骨周囲筋群の協調性訓練を行ってみました。
具体的には、
「肩甲下筋と前鋸筋」
のコーディネート。
結果は前方挙上角度が
before:80°
after:155°
ほぼ倍です!!
結局、この方は4回のパーソナルで今では普通に
テニスのサーブをオーバーヘッドで打ち込めています。
疼痛も訴えありません。
*治療のポイント*
今回の症例は、自宅周囲の整骨院にずーーっと通われていたにも関わらず、一向に回復しなかったこと。
そこの院では、マッサージや肩を他動で動かす運動ばかりされていたそうです。
他動で問題なく、自動のみで挙上制限が明白にみられるcaseでは
上腕骨動筋と肩甲骨周囲筋群のバランス破綻を原因の
一つとして考えることが大切。
今回は上記の点に着目してアプローチした結果である。
以上、ご参照下さい。
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