外来リハビリ難民の救い手を育てる FI Labの細井淳です。
TKA術後の屈曲角度に差が生じる理由についてぶっちゃけた話をします!
TKAの主目的は間違いなく除痛です。
痛みが術前より楽になることが最も重視されます。
THAほどではありませんが、TKAの疼痛改善成績は比較的良いです。
ですが、意外と可動域の回復に関しては苦戦するケースもあります。
THAと比較すると屈曲角度の回復が芳しくないことが散見されます。
これにはいくつか原因が考えられます。
①術者の技術
②術前の膝の状態
③術後のリハビリ内容
上記の中から、この場で取り上げるのは勿論③について。
TKA後のリハビリをする以前に知って置かなければならないことがあります。
それはどんな手術をするのか?
ということ。
「医師でもないのにそんなのわかるわけない!」
という意見が出てきそうですが、あくまで術後の管理をする、という意味での知識が必要だということです。
皮膚の切り方だけでも私が知る限り4種類はあるので、そんなのはいちいち知らなくて良いのですが、
今日は一つだけ覚えてください!
身体は様々な組織から構成されています。つまり、骨・皮膚・靭帯・筋肉・関節包などなど・・・
これらの中で損傷後に最も早く回復する組織は何かわかりますか??
それは、
皮膚です。
TKAでは関節鏡手術とは異なり、皮切します。
そのため、皮下組織との癒着は避けられません。
皮膚って当たり前すぎて、意外とリハビリの対象に含んでなかったりしませんか?
改めて皮膚を何かアプローチしようとは思わないかもしれませんが、
皮膚を切る手術をするのに皮膚のことを疎かにするってあり得ないと思いませんか?
術後の傷口は、まず皮膚から治癒していくのですから、
皮膚と皮下組織との滑走改善は1番初めにおさえるべきアプローチになるのです。
本日はここまで!
ではまた!!
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