外来リハビリを切られた患者様の受け皿を育てるMotion Analystの細井淳です。
前回のメルマガまでのでは、
鼠径部痛の原因には、「仙腸関節由来」と「股関節由来」の2種があり、
仙腸関節ストレステストには、ゲンスレンテストやパトリックテストなどがある。
ここまでお伝えしました。
そして、もしクライアントの疼痛原因が仮に「仙腸関節由来」であった場合は、
ゲンスレンテストやパトリックテストを行う際に
「仙腸関節へのストレスを回避してテストする」
工夫をすることで、原因が絞れる!ということまで述べたかと思います。
では、実際どうするか?
答えはいたってシンプル!!!
上記テストを行う際に、検者が徒手で
「骨盤を固定したまま」
ストレステストを行えばよい、それだけ!
ゲンスレンテストもパトリックテストも股関節(大腿骨)を深く他動的に屈曲や外旋させるので、
股関節へのストレスはかかっています。しかし、一方で骨盤を動かぬよう固定したまま行えば、
仙腸関節側のストレスは回避できているわけだから、この変法のストレステストで
疼痛がなくなる=痛みの原因は「仙腸関節由来」
疼痛は変わらない=痛みの原因は「股関節由来」
という具合に、フローチャートのようにして原因が絞り込めてしまうのです。なので、
骨盤固定なしのストレステストと
骨盤固定ありのストレステストを
行って結果を比較すれば、完了なのです!
是非、参考にしてみてくださいね!!